ファウスト(下)

2件の記録
Yamamoto Masaki@masa04262026年3月25日読み終わった心に残る一節ファウスト(下) P454 鐘と木と礼拝堂を破壊する。 ヒント、ただし逆の意味で。 『夜更け』 【塔守リュンケウス (城の物見塔で歌う)】 見るために生まれ 見張ることを命ぜられ 塔がこの身の定めとなったが 世界は俺の気に入った。 遠くを見 近くを眺め 目にするは月と星 森と鹿。 すべてのなかに 俺は見る永遠なる神の飾りを。 そして世界が俺の気に入るように定めも俺の気に入った。 幸福なる俺の眼よ お前が今まで見たものはそれがいったい何であれみんな本当に美しかった! (間) ただ楽しむだけにこの塔高く 物見に立つ身では俺はなかった。 何という恐ろしい光景が暗い世界から俺を脅かすのか! 闇に立つ菩提樹のひときわ暗い木陰から火の粉の束が吹き出してくる。 あお 風に帰られ 火はますます強くなる。 ああ!木立の蔭の苔むした小屋が炎となって燃え上がる。 一刻の猶予もならないが助けの手はまったく見えね。 ああ!(あの善良な老いたふたりがいつも火の始末に細心だったふたりが渦巻く煙の餌食となるのか! 何という恐ろしい出来事だ! 炎がゆらめき苔の小屋の黒い木組みが赤く燃え上がる火に包まれている。 こころ善良なあのふたりが ごうか 燃えさかる地獄の業火から助かればいいが! 明るく輝く炎の舌は葉から小枝へ 小枝から大枝へとからみつき 乾いた大枝はゆらゆらと燃え始めたちまち炎を発して燃え落ちる。 俺の眼がこれを見ねばならぬとは! 俺の眼がこんなに遠見が利くとは! 太い枝が燃えて落ちかかり 礼拝堂が崩れ倒れる。 鋭い炎が菩提の頂きに 蛇のようにまとわりつく。 うつろな幹が根元からまで真紅の輝きとなって立っているー。 (長い間、歌) 幾百年もの間ひとびとの眼を慰めた 掛も礼拝堂も姿を消した。


ミレーユ / Mireille@Mireille927362026年1月28日読み終わったMarilyn Manson - In The Air Tonight DIM - It Kindly Bent (Angel's Bloom) / Dark Age Decadence