ここが終の住処かもね

ここが終の住処かもね
ここが終の住処かもね
久田恵
潮出版社
2022年12月20日
2件の記録
  • …あれ?終わり?!と、あとがきを探してしまうほど唐突に終わったように感じて、 あの2人は結局会えたの?!会えなかったのー?!と思ったけど、きっとカヤノさんは、でも私には関係ないことよねえ、あとはあの2人が決めることだわ。って言いそうだよなあ〜とおもったら、終わり方がすごくしっくりときた! 自分の家族の問題やサワ家族の問題など、心を掻き乱されることが色々と出てくるけど、自分に出来ることと出来ないことを冷静に考えて、物事や感情に線引きをする場面が随所随所に出てきて、カヤノさんの、「課題の分離」的な考え方がすごくすきだなあと! 私の勝手なイメージで、70〜80歳くらいから急激に心が穏やかになって、物事を俯瞰して見ることができて、常に微笑んでて、まさか感情的になって大泣きしたり、恋愛のゴタゴタで苦しんだりなんぞ縁遠いことだと思っていたけど。 …んなわけないか〜〜〜! " こんなに有能で力のある自立した女のユキが、こんなにもありきたりの男と女の成り行きに翻弄され、苦しみ泣いている。七十にもなって、男のことで泣いている、その愚かさが愛おしい、とカヤノは思った。" どんな人でも、どんな年齢でも、どんな性別でも、感情的になっていいし、子供みたいにわんわん泣いたっていいし、勝手に作り上げた、こうしなきゃ!こうなっていなきゃ!ってイメージで自分を無意識に縛ってたなあ、と改めて気付かされた。 最後の風間さんとの電話、2人の永遠とも思えるような長い沈黙、もうお互いを好きでいることは出来ない、好きだけど、好きだからこその葛藤、電話を切り涙が溢れて止まらなくなるカヤノさん、もうまるっと愛おしかったなあ〜〜〜切ない。 最初から最後まで四季や風景の描写が綺麗なので、再読の際は、ひとつひとつ花や木の名前を調べながら色や姿をイメージして読んでみよう!
  • 友達が本屋さんで見かけてビビビっときた本。オススメされたので(友達も未読だけど)、気になって買って読んでいる。サービス付き高齢者向け住宅に住んでるカヤノのお話。四季折々の庭の花や木や森の描写が素敵〜!私も将来住みたいかも…と思いながら読み進めてる。
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