負籠の細道

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- NH@Northhill-09212025年3月28日読み終わった奥美濃の秘境・郡上安久田 より 東西安久田の村民は、老若男女、赤ん坊までもが水路の終点に集まり、馬や牛や、鶏までもが、人びとの後ろに整列したということである。(中略) 知事は祝辞も読まず泣き声になった。(中略) 人も泣いた、牛馬も泣いた、草も木も泣いた。はじめて、自分たちのための命の水を身近に見た喜びだった。 …昭和二十五年ころの話らしい。辺鄙な村のために遠い水源地から水道を引いた武藤嘉門知事の話。 この部分を読んで私も泣いた。政治というのはこういうものであってほしいと切に願う。