去らばん氏
@sarabn_r47
2026年3月22日
ブラッドシュガー
サッシャ・ロスチャイルド,
久野郁子
読み終わった
最愛の夫殺しで殺人の疑いをかけられた臨床心理士の主人公ルビー。刑事はかつて彼女の周囲で起こった不審な三つの死亡事件を取り上げて彼女の有罪を追及しようとするが、ルビーには決して言ってはならない秘密があった。夫は殺していないが確かに三人既に殺している。
人を思い遣る心を持ち友人や両親を慈しむ一方で、虐めの主犯格やレイピストなど生に値しない人間であれば殺すことを厭わない主人公視点で語られる人生は、決して終始理解不可能なものとは思えない(勿論殺してやりたいと頭で考えるのと実際に殺しを実行することには大きな差があるが)。悪人には生きる価値がないと考えることの受け入れやすさこそが恐ろしい。