ゆき "ノルウェイの森(上)" 2026年4月23日

ゆき
@yu-ki
2026年4月23日
ノルウェイの森(上)
ゆき
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p38 「ねえ、もしよかったらーーもしあなたにとって迷惑じゃなかったらということなんだけどーー私たちまた会えるかしら?もちほんこんなこと言える筋合いじゃないことはよくわかっているんだけど」 「筋合?」と僕はびっくりして言った。「筋合いじゃないってどういうこと?」 「うまく説明できないのよ」〜「筋合なんて言うつもりはなかったの。もっと違った風き言うつもりだったの。」 「〜何か言おうとしても、いつと検討ちがいな言葉しか浮かんでこないの。検討ちがいだったり、あるいは全く逆だったりね。〜ちゃんとした言葉っていうのはいつももう一人の私が抱えていて、こっちの私は絶対にそれに追いつけないの。」 〜「多かれ少なかれそういう感じって誰にでもあるものだよ」と僕は言った。「みんな自分を表現しようとして、でも正確に表現できなくてそれでイライラするんだ」
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p45 東京に向かう新幹線の中で僕は彼女の良い部分や優れた部分を思いだし、自分がとてもひどいことをしてしまったんだと思って後悔したが、とりかえしはつかなかった。そして彼女のことを忘れることにした。
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p45 東京について寮に入り新しい生活を始めたとき、僕のやるべきことはひとつしかなかった。あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くことーーそれだけだった。
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p46 死は生の対極のしてではなく、その一部として存在している。 〜 生はこちら側にあり、死は向こう側にある。僕はこちら側にいて、向こう側にはいない。
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p49 直子はいろんなかたちの髪どめを持っていて、いつも右側の耳を見せていた。僕はその頃彼女のうしろ姿ばかり見ていたせいで、そういうことだけを今でもよく覚えている。直子は恥ずかしいときにはのく髪どめを手でいじった。そしてしょっちゅうハンカチで口もとを拭いた。ハンカチで口を拭くのは何かしゃべりたいことがあるときの癖だった。そういうものを見ているうちに、僕は少しずつ直子に対して好感を抱くようになってきた。
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p52 たぶん僕の心には固い殻のようなものがあって、そこをつき抜けて中に入ってくるものはとても限られているんだと思う、と僕は言った。
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p194 「それに声を大きくする必要がないのよ。相手を説得する必要もないし、誰かの注目をひく必要もないし」
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p195 「まさか。こんなに明るい月を見たのは久しぶりだったから電灯を消してみたんですよ」
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p198 「私が『ノルウェイの森』をリクエストするときはここに百円入れるのがきまりなの」と直子が言った。「この曲いちばん好きだから、とくにそうしてるの。心してリクエストするの」
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p210 「いちばん大事なことはね、焦らないことよ」とレイコさんは僕に言った。「これが私のもうひとつの忠告ね。焦らないこと。物事が手に負えないくらい入りくんで絡みあっていても絶望的な気持ちになったり、短期を起こして無理にひっぱったりしちゃ駄目なのよ。時間をかけてやるつもりで、ひとつひとつゆっくりとほぐしていかなきゃいけないのよ。できる?」
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p212 直子を大事にしたいと思うなら自分も大事にしなさいね
ゆき
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p221 しょっちゅう先生をかえる子って誰がやってもまず無理なのよ。
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p230 あの人、あなたの前ではいつもそうだったのよ。弱い面は見せるまいって頑張ってたの。きっとあなたのことを好きだったのね
ゆき
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p231 「でももし彼が僕に自分の良い面だけを見せようと努力していたんだとしたら、その努力は成功していたみたいだね。だってぼくは彼の良い面しか見えなかったもの」
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