
octo
@mothmanoir
2026年4月21日

読み終わった
@ 自宅
「芸術の脱物質化(ルーシー・リパード)」が叫ばれてから約60年の月日が経つ。芸術はその隘路から未だ抜け出すことができていない。本書のタイトルにもなっている論考では、アーティストでもある著者が、アーレントや赤瀬川原平の仕事を頼りに、芸術における「モノ」の新しい可能性を探っている。
著者の真摯で誠実な書きぶりが印象的な一冊。著者の言とは裏腹に、現代アートに対するリテラシーを底上げしてくれる(つまりはこの分野の入門書としても機能しうる)一冊だと思う。