まど
@madokas60
2026年5月8日
九州大学生体解剖事件
熊野以素
読み終わった
1945年に九州大学で行われた、米軍捕虜生体解剖事件。
事件に関与した医学部助教授の鳥巣太郎氏。
この本は、鳥巣氏及び妻の蕗子さんが事件後、そして裁判においてどのように苦悩しながら減刑を勝ち取ったのかを夫婦の姪が描いたノンフィクション作品です。
生体解剖事件の首謀者とされる医学部のトップと提案者?の2人が、裁判の時点で亡くなっていたため、当初から解剖に疑問を抱いていた鳥巣太郎氏が戦争犯罪の首謀者に仕立て上げられていく裁判のプロセスが読み応えあります。
弁護士や周囲が連携すれば、罪を実際よりも大きく仕立て上げることが可能であることに気づかされゾっとしました。
罪に加担してしまった人間の苦悩、夫を救おうとする妻の必死の努力に引き込まれ、思わず一気読みしてしまいました。