花
@9902520
2026年5月23日

読み始めた
“漢詩の雄大で美しいひびきは、不安と悲しみでクシャクシャにからみあっていた心の糸をときほぐし、三好達治の「甃のうへ」は重く閉ざされた心の中に、やさしい風とほんのり香る花びらを舞い散らし、私はいつしか詩の世界をゆっくりと歩き、たわむれ、そして快い疲れのうちに、眠りの世界にはいっていった。その時私は、彼らの詩の真の美しさを知ることができたような気がした。今まで短い文字の配列に過ぎないと思われるような詩でさえも、いきいきとした命をもって私のなかに広がっていった”