しゅがー(仮)
@Reader_S
2026年6月5日

異世界転生勧誘詐欺
白油,
良い人
読み終わった
さっき読了。
ちょっと人におすすめはし難い。
だが嫌いきれない……!!
性格はめちゃんこ悪い。極端で倫理にもとる。しかしそういう世界観だと思えばそういう世界観としてのけっこう壮絶な熱量がある。
あとがきの感じが演出か本気かはわからないがなるほどそういう文脈で出力されたキャラ……という納得感はある。
ご都合主義を茶化しながらご都合主義をやってる感がある。王道を茶化しながら王道をやってる感もある。
つまりこの極悪男たちちゃんと大ピンチにもなる。この大ピンチや戦闘や魔法の描写が作者さんの中に確固たる実物と確信がある感じでまた独特の味がする。「当然そうなる」と言うかのような、前提説明をすっ飛ばす感じや見てきたものをそのまま書いただけのような感じ。
言い回しも癖強で妙に軽妙である。激しい緩急が厨二心のアドレナリンスイッチをちくちく刺しにくる。
胸糞悪い瞬間はちゃんとめっちゃ胸糞悪い。たぶん主人公サイド視点から見るからギリギリ……なんとか……次の転換まで気持ちを保っていられている(常に可能ではないであろう)。
他作品でたまにある善人側で被害者側のはずの主人公が他人を破滅させて平気な顔どころかザマァしているようなタイプの展開に感じるモヤつきを思えば、再三悪だと明言されている悪が順当に加害者してるこの展開は筋の通った胸糞悪さである……のかもしれない。
作者さんはだいぶ前から知っている字書きさん。そちらを知っているとまあ複雑な感情が湧きもする。でも面白くないかと言えば面白いんだよな。解釈違いでも読みたくなる圧がある。この作品もネット掲載の段階でいくらか読んでいる。とはいえ買うまでにも買ったあとにもまあまあ気合いを要した……。
ノれるときにしかノれない、ノれてるときにしか読めない。しかしつまり読むのはノッてるときなので結果的に楽しめる。そんな作品。
楽しみました。
悪逆超絶クズ男が惚れた相手には一直線に必死になるの、愛嬌ありますね。
チャッキーとシャオさんとマリンちゃんとエニグマさんが好きです。
2巻も楽しもう。楽しめるときに。
6月末に出る3巻もね。これに気付いてよりノッたとこある。