レノン
@green_tea5123
2026年6月26日
サラサーテの盤
内田百間
読み終わった
淀みない言葉の選択と、歩くように刻まれる句読点とが私たちを彼岸、不条理の際へと立たせる。
そこに速度、理由は存在せず、備える時間はない。
今/ここが制御不能な空間へとすり変わる様を正確に記述している。
p314 -百間を読むとは、世界の細部を起点として不意に始まり、いたるところにゆっくりと波及してゆくこの存在論的な「揺れ」に同調して、みずからの軀がゆらゆらと踊り出し、不気味な行ったり来たりを開始するのをなまなましく感得し、それに耐え続けることだ。-

