
Ash
@ashthedummmy
2026年7月16日

風琴と魚の町
林芙美子
読み終わった
たぶん第一次世界大戦後くらいの風景なのだろうか。食うに食われぬ状況に悲哀を感じるべきなのかも知れないが、冒頭のあてなく家族で電車に乗り、行く先々で行商をし、うまくいけばそこに根を下ろすという今ではなかなかイメージのつかない生き方が、案外生きるなんてそんなもんでいいのではないかと思えた。行商の家族に起こる顛末が辛さだけでなく、それでもなおまた生きていくのだろうという生命力なのか、またはそれさえもただの日常なのか逞しさも感じた
