やお "ハリー・ポッターと賢者の石<..." 2026年7月29日

やお
@takino_ue
2026年7月29日
ハリー・ポッターと賢者の石<新装版>
ハリー・ポッターと賢者の石<新装版>
J.K.ローリング,
J.K.ローリング,
佐竹美保,
松岡佑子
「居場所を見つけること」を主題の1つとして読んだ物語。 魔法界では「ハリー・ポッター」という名前が一人歩きしていた。多くの魔法使いがハリーを「偉大な両親の子ども」として見るのに、その評価に飲み込まれず、自分自身の行いでホグワーツで居場所を築いていくハリーの姿が清々しかった。 両親を「偉大な人だった」と周囲から語られても、無条件に受け入れない姿はどこか切なくもあったけれど。だって、ハリーは両親と過ごした記憶がないから。だからこそ、他人事のように聞いていて、両親をひいてはその子どもである自分を受け入れられなかった。けれど、それは「みぞの鏡」に映った両親の姿や、ハグリッドが贈ってくれた写真アルバムを見ることで一変していく。姿を見ることで両親が実在していたことに気付いて、「両親をもっと知りたい。」その気持ちが強くなっていくけれど、ハリーは他者の語る言葉でしか知る手段を持っていない。それは、両親の欠点を必然的に知ってしまうことになる。ハリー自身が思い描く両親を見ることができなかったから、『呪いの子』の親としてのハリーに繋がるのかなあ。 『ハリー・ポッター』シリーズのテーマは「愛」だと言われているみたいで。私は1巻を、失われた愛を探し求める中で新しい愛や居場所を見つけていく物語として面白く楽しく読みました。 ちなみに、ケンタウロスのフィレンツェが好きです。後、ダンブルドアは思ったよりもチャーミングでした。
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