
goronche
@summergoron
2025年3月30日

けものたちは故郷をめざす
安部公房
読んでる
はじめて安部公房を読んだ時は(箱男)何もつかめない難解さに思えたが、何冊か読んでいると姿が見えてきて面白い。(それから読んだ安部公房の本。砂の女 壁 第四間氷期 夢の逃亡 水中都市・デンドロカカリヤ)例えばこの本と『砂の女』はざっくりだけど“閉じこめられる”ということが似ている。それは、物理的にそこに留まるということに加え、その地域の空気に染まり、染まらざる得ない状況に納得しようとする、ということでもある。