すか "星くずの殺人" 2026年8月3日

星くずの殺人
星くずの殺人
桃野雑派
読み終わりました。 小説家って毎回すごいと思ってるんですよ。イマイチ機械の仕組みやすんごい難しいことを話して、読者が混乱しても最終的には面白いと思わせる結末を描けるのが。 今回読んだ本は、話が割とわかりやすかった。SFなのに、現代科学の技術が殆どで、なんとなぁく理解できた。 それよりもこの作者さん、人間関係の描写が毎度素晴らしい。現実でもありそうな会話、表情、雰囲気が見事に活字の味をだしながら表現してるのがビューティフォー。 それにみんなキャラがたっててよかった。みんな信念があって、それを叶えるために宇宙にきた。その大半のキャラが亡くなってしまったのが、本当に悲しい。夢を叶えらそうなのに、それが目の前で砕け散るのは、辛い。これは犯人も同じだけど。 因果応報といえばいいのだろうか、自分がした行いがそのまま帰ってきてしまったのは、なんとも皮肉だ。 伊藤が序盤しかいないのに、その存在が最初から最後まで目立ってて、どの言葉に重みがあったのが良い。 特に、最後はよかった。どんなに辛いことがあっても目の前のやるべきことから逃げないこと。すべてをひっくり返す神の一手なんてない。このセリフは伊藤の人間性と一貫性が溢れてて、土師が尊敬するのも頷ける。 周ちゃん可愛い。 貴重な読書体験でした。
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