to-kichi "芹沢銈介・装幀の仕事" 2026年8月8日

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@to-kichi
2026年8月8日
芹沢銈介・装幀の仕事
コデックス装。180°の開き、造本がよい 明瞭な編集。小林真理さんの他の著作も気になる 芹沢銈介本人のコメントが随所に入っており、各作品表紙だけとはいえ、ひとつひとつ丁寧に鑑賞できる。 彼は昭和を代表する染色家であり、その他にも民藝の中心的人物、図案家、蒐集家などたくさんの顔をもつ。 その上で、装丁家としても生涯で500冊以上を手がけ、柳宗悦や川端康成だけでなく当時のたくさんの文筆家と作品を生み出している。 図案・型彫り・染色をすべて1人で手掛ける独自の技法「型絵染」を確立した彼が、装丁でも同じ様に分業せず、独自のやり方で開拓した。その点に最も惹かれたので簡潔にメモする。 —— 温もりのある手仕事の日本的「装本」 型染め、布貼り 描き下ろしの装画 タイトル文字も描き下ろし。見事な融合 全て日本や朝鮮などの伝統工藝を礎にしている 和紙、布、天然素材の染料 肉筆(手彩色)、木版、印伝、箔押し、押金なども積極的に取り入れる姿勢 日本発祥の工藝作品になっている 実は装画だけでなく挿絵や私家本にも手を抜いていない。誠実さは作品に宿る。ごまかせないもの。 「等倍」で物を作っている。これは今のデザイナーが見落としている重要な点 著者曰く、 気をてらわない自然体の少し地味めな装丁 木版画の代わりに型染という伝統的な技法を駆使した、宝石のような手仕事 臼田捷治さん曰く、 芹沢本の装画の根っこにあるものも、型を仲立ちとする間接性の美である。肉筆の生々しさが消えて純化され、目に優しい。さらに言えば、それは日本文化の特質である「型の文化」の顕現であるだろう。 ——— 日本的装本の生み出し方(素案) コンテンツはデジタルで公開 クラウドファンディングで装本の資金調達 日本発祥の、手仕事の本を、妥協せず作る 著作権の切れた名著を、復刻させる 当時の技法を蘇らせる
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