
𝚊𝚢𝚊
@honyomo_yo
2026年8月19日

とわの庭(新潮文庫)
小川糸
読み終わった
.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+
障害の特性は誰しもが持っているものだ。障害がある人/ない人、とはっきり二分できるわけではなく、障害はグレーゾーンにある。
そして、障害がある人の中で、生活上の支障が社会的に引き起こされている人が障害者とされる。例えば私は目が悪いが、メガネやコンタクトレンズといった道具が社会に普及していなければ視覚障害者とされるはずだった。
つまり、障害は社会の側にあるものだ。
だから、障害があってもなくても、同じ人間として接するべきなのだ!
なのに、とわは同じ人間として接してくれなかった人たちに対して、どこか一歩引いて見ていて、決して責めていなかった。無いものねだりではなく、あるものに感謝して愛でていて、凄いと思う。
また、とわは、匂いや音から、世界を感じている。晴眼者が深く考えていない所から、世界を味わい深く感じ取っている。逆に、晴眼者が嗅覚障害者と言えるのではないかというくらいだ。
最近私は、視覚に障害がある方と、その方のサポートをされているご家族の方に接する機会があった。
多くの人は、障害に対しての想像力が欠けている。というより、分からないから考えようとすらしていないか、思考停止しているかのどちらかだと感じた。
でもみんな、もう少しだけよく考えれば、障害への理解も、こうしたらもっと過ごしやすくなるという配慮も、分かると思うのだ。
このような本を一人でも多くの人が読むことで、障害への意識が変わっていくことを願うし、自分もそれに少しずつ貢献していきたい。




