ユウ_0000 "方舟" 2026年9月5日

ユウ_0000
ユウ_0000
@You0926
2026年9月5日
方舟
方舟
Audible Studios,
夕木春央,
山内璃久亜
思ったこと 進行はゆっくりなので、色々推理しながら読めた(聴けた)。ただ、最後のどんでん返しに向けての伏線があまり感じられず、それほどカタルシスを感じられなかった。(伏線はあるにはあるが、あくまで逆算したら確かにそうか?という程度) あと、最後の告白のシーン以外に主人公の目線で話が進むことの面白さを感じられなかった。どう見ても麻衣にいいように弄ばれているのに、深みにはまっていく主人公にそこまで共感できない。まあ、自分はここまでの極限環境にいたことはないので、当たり前っちゃ当たり前だが。 探偵役への疑問も多い。 この探偵、常に冷静沈着にしては思い込みが激しすぎる。 ウェスでなく、テープで光を防いだほうが自然という発想は根拠薄弱に感じた。物を詰めて光の漏れを防ぐのはそこまで突飛な発想でもないんじゃないかな、テープで目張りする発想と同程度には。まあこのトリックに関しては犯人がバレたがっていたから結果論的には正解だったけども…。 それに、あれだけ何もしていない時間がみんなありながら、機械室の配線だけは調べなかったのか?ベッドに座って自由時間ずっと考え続けている描写も、探偵役の常に冷静なキャラクター描写とのちぐはぐさを感じた。雪山山荘殺人で安楽椅子探偵をやろうとするとこうなるのかもしれない。 最後の絶叫で終わるシーンは良かった。どんでん返しからそれほど引っ張らず、電源が切れ、絶望を自覚したところでスパッと終わるのは潔く、印象に残る。(ただ、翔太郎も一緒に絶叫しているのかと考えると少し滑稽さを感じた。あんなに冷静に推理してたのにね。) 総じて、(文句ばかり言いつつも…)ミステリーとしては素直に面白かった。ただ、ところどころ首を傾げるところも有り、そこまでヒットした理由は感じられなかった。
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