木村久佳 "雌犬" 2026年9月9日

雌犬
雌犬
ピラール・キンタナ,
村岡直子
すんごい本だった。形式的にはめちゃくちゃ文字が大きくて余白もめっちゃあるし、内容的にもさくさく読める文体なんだけど、書いてあることが重厚すぎて読後感がどんよりする。重たいものが心臓にのしかかる。 解説にもあったけどコロンビア代表の作家はマルケスなど男性作家ばかりの中で、筆力のある女性作家が誕生した功績は大きい。しかも南米の貧困街(ただし自然は豊富)といういままで物語の焦点があてられなかった場所を舞台にするという新しさ。ピラール・キンタナはスペイン語圏の文学賞でも高く評価されてる様子。これから追っかけていきたい。
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