
𝚗𝚊𝚝
@sapphicalien
2025年4月12日

いつも香港を見つめて
也斯,
四方田犬彦
読み終わった
トワイライトウォリアーズ吹替を見に行くのに連れて行った 旺角とその西にある高層マンション街とを比較し、それらには場所placeと空間spaceという違った特性があるとする四方田は、「それが唯一の固有の記憶をもっているか、それとも容易に代替可能なものであるかのかかっています」(p.103)と説明する なんだか龍兄貴が、ぐっすり眠れたのは場所のせいではなく住人のおかげ、と言ったところを思いださずにはいられんかった 吹替は石谷さんのサップイーが聴けたのがあまりにもうれしく!「ボスの手下でよかった」は吹替でも最高でした 以下とくに関係はないがめちゃくちゃよくて忘れたくない四方田の文章
――世の中の多くのことは資本と利子の論理で動き、憎悪と復讐の理念によって動機付けられています。そのなかでかろうじてこうした悪徳から免れていると、わたしが考えるものが、三つあります。夕暮れを見つめることと、長い時間をかけた友情、それから詩を読むことです。香港での多忙な生活からきみがしばし解放され、ハーヴァードで美しい夕暮れを眺めていることを想像しながら、ここで筆をおきます。ごきげんよう。(p.149-150)


