尾崎 "教養としてのアメリカ短篇小説" 2025年4月17日

尾崎
尾崎
@ozaki
2025年4月17日
教養としてのアメリカ短篇小説
〈この夫婦は、自分がどのような思想的根拠に基づいて語り、態度を決定しているかをきちんと言葉でつかむことができない。だから、妻が「なんか嫌だ」という態度をとると、夫は「『なんか嫌だ』と言ってくるお前が嫌だ」と対応するしかない。  この夫婦は、おそらく普段から言葉で繋がることが極端に少ないのですね。生活を共にする──一緒に食べる、寝る、子どもを育てる、それから性的な関係を持つ──ことでしか繋がっていない。だから、深い思想的な対立が生じると、それを言葉によって解決できない〉 p.239
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