やた "アニメ療法" 2024年1月24日

やた
@Yatax
2024年1月24日
アニメ療法
アニメ療法
パントー・フランチェスコ
やた
@Yatax
漫画やアニメで大事なことを教わってきた自分が、特に根拠なしになんとなく「こうだろうな〜」と思っていたことを全て「これはこういう根拠があります、実証されてます」と説明してくれる本。 しかも全然難しくなくてすごくわかりやすくて丁寧!メンタルヘルス分野の仕事で企画立案する時にめちゃくちゃ助かる…とてもありがたい一冊。 特に ・人は物語を求めている ・物語がメンタルヘルスに与える効能がある ・三次元の人間より二次元のキャラクターの方が作品への没入を促し、好感度と信頼性が高い ・精神疾患までいかない、心のアンバランスな状態も気軽にケアする必要がある ・デジタル技術を活用してアクセスビリティを向上させる必要がある あたりは「やっぱそうですよね〜!」と声が出たほど。 著者が志しているもの、目指していること、全て理解できるし共感できる。 ただメンタルヘルスの改善を目的とした「アニメを作る」はかなり壮大だな〜と思う。 自分が作ったゲームに比べて、アニメはあまりにも工数と費用がかかり過ぎるし、それがクオリティに反映され過ぎるから、まず納得できる一作を作ることが大変だし、ユーザーに合わせた作品を複数制作する必要が出てくるとちょっと現実的じゃないのでは…と思う。 でもすごく応援したいし、自分もこの本を読んでやりたいことを後押しされた気分になれた。
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