『青い鳥 (岩波少年文庫 120)』メーテルリンク読了 漠然としたあらすじしか知らず「ヘンゼルとグレーテル」とごちゃ混ぜにしていたので改めて読んでみた。戯曲だったとは全く知らなかったし「なるほど！こんな話だったのか」と今更ながら感心。結構哲学的な内容で案外大人にも理解は難しい気がする。複数回読んで、理解を深めたい作品。 「夜の御殿」が個人的にはお気に入り。ホラーテイストと神秘的な雰囲気があり、扉を開けるドキドキ感が良かった。 「幸福の楽園」は、中々に深いし、皮肉がきいている。 私も常にダイヤモンドのダイヤルを回して物事が見られる人間になりたい。 お気に入りの一説 ''わたしたちはなんという時代に生きているんだろう！もう、ほんの少し休むこともできやしない。わたしは数年前から、人間ってものがわからなくなった。人間は、けっきょくなにをしたいんだろう？なにもかも知る必要があるのかしら？''