なんとなくで家族がアニメ配信見始めて、つられて観てたらハマった気がする… 週刊少年マガジン系で男女の恋愛もの、時々あるけど。どうやらこれは今まで見てきた恋愛ものの中で一際眩しく輝く、10代の頃の偏見と狭い世界で、いつの間にか社会の同調圧力を「そういうもの」と内面化していく手前の子供たちが大人になっていくまでの話かな…(多分)？と予想。 主役の凛太郎がコワモテな為かルッキズムとホモソーシャルの抑圧で知らず傷ついてる状態で、そこにフラットに接してくれる薫子というもう1人の主役が現れる。薫子は今まで出会った人達と違い見た目で凛太郎を決めつけたりしないし凛太郎の日頃の姿(実家手伝い)を見ていたから、不良らから絡まれても凛太郎へのあらぬ偏見を吹聴しないで欲しいと静かに話す。 女子校と男子校の生徒間の対立が現代社会の縮図として描かれ「相手に勝手なイメージを持たない」という人間関係で一番大事な事を丁寧に伝えてくれる。例え結末が凛太郎と薫子の一見ヘテロカップルの物語だとしても、2人にもそれぞれの友人達にもクィアリーディング出来る部分があると感じてる。