だるま
@daruma_dayo
2025年9月1日

一房の葡萄
有島武郎
読み終わった
感想
「お道具箱」なんてものがあったなと、懐かしく思い出した。文具以外にも好きなものを入れて、机の中に自分だけの小さな世界を作って楽しんでいたあの頃を。
「小学生ならではの」あるあるな経験を次々と思い出させられる。主人公の心情が手に取るように分かり、まるで自分も追憶の世界を体験しているような、とても楽しい気持ちになった。
先生がジムになんて言ったか想像するのたのしいよね、私はこう思うよ。
「主人公の行いは確かに良くない。
あなたの絵の美しさに心を動かされた結果
君(ジム)は大切なものを失って悲しかったね。
主人公はあなたに嫌われたと苦しみ、恥ずかしさに苛まれている。
もし明日、彼が学校に来るなら、それは仲直りしたいという意思の表れだよ。
それをきっと受け止められるあなたは、強く優しい人」