選択肢が見えないとき、思考を止めてしまうこともある。 この本は問う。「ないなら、想像すればいいんじゃない？」 課題を選び、分解し、定義し直す。 そのプロセスの中で、世界の“輪郭”が変わる瞬間がある。 僕がデザインで機能を細分化するように、 問題もまた、細部に宿る構造を読み解くことで 本質が浮かび上がってくる。 ダ・ビンチが絵筆の外に科学を見たように、 創造とは、枠を超えて他領域を歩くこと。 ブレインストーミングでもいいけど、 湧き上がる好奇心と観察が、ほんとうの発見を導く。 でも選択肢は見つけるものではなく、 想像によって“創り出す”もの。 だとすれば、新しい選択肢へと歩みを進めなければならない。