チョコチップ "今日はいぬの日" 2025年12月14日

今日はいぬの日
「今日はいぬの日」 自分の飼い主一家から酷い扱いを受けているワンコ。ある日、庭に落ちていた石で遊んでいたらあらやだ大変、人間の言葉が話せる様になっちゃった。  それを機になんやかんやでインターネット等人間の道具まで使いこなせる様になったから、自分と同じ様な扱いを受けているワンコ達を助けながら人間達に復讐を考えていく、って話。 タイトルとカバーのイラストからほのぼのギャグ小説かと思っていましたが、ところがどっこいガッツリホラー(多分)でした。  猿の惑星の犬バージョンみたいな感じかな? 怖くて面白い反面、人間の都合で保健所に連れてこられた犬猫が最後どうなるかや、悪質なブリーダーに関する記述がちょくちょくあったので、色々と勉強になる1冊でした。  話題が逸れるけど、この小説の台詞で 「最期まで面倒を見られないなら飼うな」 「ペットを売る側と買う側、どちらも良識を持つべき」 みたいな感じの事を言っていたのを見て、言い方が悪くなるけど「金がないならペットは飼うな」ってこういう意味なんだ、と思いました。  ペットだけじゃなくて、植物や野菜も生き物だから生き物の飼育ってそれだけ難しいんだなと改めて思いました。  長文失礼しました。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved