
Nobuhiro Sunagawa
@sngw
昨夜半に目が覚めてしまい、50頁ほど読んだ。ルー・バズナイトが変名を使い、ラモント・リプレヴァンに会いにきた。リプレヴァンはシャンバラの地図を持っている模様。

Nobuhiro Sunagawa
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精神病棟に連れ込まれたキットは、TWITの指示によりスイスにヤシュミーン・ハーフコートとともに「スイスに駆け落ちをする」ことになる。TWITはカシュガルまで彼らを送り届ける。そこにはヤシュミーンの義父オベロン・ハーフコートが消息を絶ったところであり、キットの仕事は、オベロンを見つけて彼がまとめた報告をできるだけ詳しく、できるだけ早くTWITの元に届けること。
緊急の場合には、コンスタンチノープル経由で戻ることを推奨される。

Nobuhiro Sunagawa
@sngw
町の西にある山脈には、マラリアの多い低地から湧く霞の向こうに、立派な屋敷がかすかに見えていた。川に面した風通しのよい断崖にしがみつくように暮らす外国人たちは、差し迫っていると誰もが信じる先住民の蜂起を待ちながら、夜な夜な寝室で横たわったまま、かろうじて眠ったわずか数時間の間にほとんど同じ悪夢にうなされていた――容赦のない空、瞳だけでなく表面全体が真っ黒な目をした顔。その目は眼窩の中で無情にきらきらと光り、油井から炎が上がり爆発するたびに炎の柱を映し出す。目の前にあるのは追放と喪失と不名誉だけで、リオブラボー以北にはどこを探しても未来はない。油のにおいの中で、病んだ管を通したような姿の見えない声が聞こえ、記憶にない罪を告発し、とがめ、報復を約束している。

Nobuhiro Sunagawa
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もちろんそれは必ずしも誘惑というわけではなかった。彼女は時折ある期限ぎりぎりのところに立た されている気分になることがあった。借り物の時間に生きているという不安だ。冬をしのぎ、春になれ ば谷と川縁に戻り、昼も夜も馬に乗ってヨモギの茂みを抜け、驚いたキジオライチョウが雷鳴のように 左右に飛び立ち、完璧だった馬のリズムが危うくよろめく。そんな生活にもかかわらず、彼女は自分の 運勢を、結局最後には戻ってこなかった少女たち、若くして身を落とした女たちのすり減った不幸な硬 貨で買ったものだとしか思えなかったからだ。ディクシーとかファンとかミニョネットとかいう名前の、 美人すぎて男が放っておかない娘たち、町が好きな娘たちは、若くして安酒場に勤めたり、厳寒の山の 斜面に浅く掘られたすみかに暮らす羽目になったりした。その原因を作った少年たちは向こう見ずな企 てに夢中で、少女のように小さなその手にしっかりと母親や子供――分水嶺の向こうに置いてきた家族――の写真を収めたロケットを握ったまま、どこかへ消えていった。女たちは安全上の理由や商売上の 理由のために偽名を用いているために本姓も失い、裁きの権利を与えられているらしい人々から逃れる ために、今までにやってきたこと、これからやらねばならないことが神の目から見てあまり問題になら ないような辺鄙な土地に行く・・・・・・ストレイはここにいて、彼女らは去り、リーフが今いる場所は不明だ った――リーフはフランクによく似た兄であり、ジェシーの父親であり、頼りにならないウェブの復讐 者であると同時に、彼女自身の悲しい物語でもあり、彼女の夢でもあった。繰り返し見る夢、たちの悪 い夢、疲れた夢、咲うことのない夢だった。