ローマは1日にして奈良漬 "死んだ木村を上演" 2026年1月14日

死んだ木村を上演
【読了】📕 死んだ木村を上演/金子玲介 ■ 読後の第一感情 ・これは読み直しがめっちゃ面白いやつ ・怒涛だった… ・本から唾が飛んできそうなくらいの熱を感じた ■ 印象に残った要素 ・人物:木村 ・関係性/場面:物語最終盤 ・語り・文体:「」に「」が重なる怒涛の会話シーン ■ 感想  ゆったりとしつつも、どこか不穏な空気が漂う始まり。物語が進めど進めど、このまま終わるのか…あっさり系だな…と思ったら最終盤に怒涛の展開。全然二郎系。物語のギアが一気にMAXまで上がり、勢いのまま読了。読み終わった時、自然と涙が流れたし、心臓はバクバクと大きな音を立てて鳴りつづけていました。  全員が木村に対して闇を抱えているけれど、木村が嫌いなわけではない。彼らの木村に対する解像度は非常に高く、その闇は大きな愛情と憧れの裏返しだったのだな…と思いました。皆木村が大好きで仕方がなかったんだと思います。  4人もお互いに傷をえぐり合いボロボロになるまでぶつかり続けるけれど、今読み返せば、4人ともお互いがお互いを理解し合っているからこその攻撃力(口撃力?)なのかなと。  物語の最高潮でバサッと幕がおりる。本当に綺麗で優しくて、少し切ない。そんな終わり方だったと思います。私もできることなら彼らに拍手を送りたいな。 ■ 心に残った一文 「 演劇は他者理解の芸術 」 ✔理解すること、寄り添うことが芸術ってあまりにも美しいなと思った。一度は演劇を舞台とかで見るべきだな!!!と思いました。 ■ いま残っている余韻 「死んだ木村を上演」 あまりにも木村がつけそうなタイトルだ。作家は羽鳥。クソデカ感情すぎる。
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