
箔
@haku
2025年3月11日

川と星―東日本大震災に遭って―
彩瀬まる
読み終わった
旅行先で震災に遭遇した著者が、五日間の被災体験を綴った手記。
未曾有の災害に直面した人々の混乱と恐怖を想像し、読みながら胸が苦しくなった。
暗く冷たい水面のような恐怖、星粒のように光る無数の善意。
もし自分がこの場所で被災していたら、どのような感情を抱き、どのような行動ができただろうかと、何度も考えさせられた。
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「被災地の方々の深い苦痛を、そうでない私たちは分け合うことが出来ません。けれど、共感がけして出来ないものだとわきまえながらも、それでも想像する努力を惜しんではいけないと思うのです。」
(引用:彩瀬まる, 川と星―東日本大震災に遭って―, 新潮社, 2011, p75)


