
アツシ
@atsushi
パロール(話し言葉)を出自とするギャル語に対して、エクリチュール(書き言葉)を出自とするオタク語の違い
パロールによる繋がりは凝集性が低い分だけ流動的で集団の規模も大きく、汎用性が高くなる
エクリチュールによるつながりは凝集性が高いぶん閉鎖的であり、内輪性が強く伝播力も弱い
ヤンキー系音楽は音楽性よりスタイルが先行する
それゆえフェイクやパロディであることになんら躊躇がない
楽曲に共通する特徴はふたつ
①機能的であること
それぞれのシーンに合わせて感情を操作するためのはっきりした方向性を持つ
②自己投影の希薄さ
アーティスト自身の実存がそれほど反映されていない
以上ふたつの性質はヤンキー系音楽に共通ふる現実志向に由来すると考えられる
音楽性の追求は最優先課題ではない
まず優先されるのは商業性であり、スタイルの主張と確立

アツシ
@atsushi
キムタクにヤンキー性があるとして、キムタク語録を考察
→徹底してベタ
背景に高い知性を感じさせつつ、アイロニカルな感性をみじんも感じさせない
徹底して現状肯定的
キャラとは人格的同一性を示す記号
キャラの機能を抽象化していくと今も役割も外見も削ぎ落とされ同一性だけが残る
同一性とは、シーンが変わっても同一のキャラクターと認知されるための最低限の特徴
内面性はキャラを立てる上で邪魔になる
内省性が希薄であるほうがキャラ立ちしやすい
キャラの評価は、成し遂げたことで決まらない
いままさに何を成しつつあるか、だけが重要
キャラの行動特性は現在進行形でしか表現されない

アツシ
@atsushi
赤坂真理によれば、ヤンキーは女性的
ヤンキーは関係性を大事にする
関係性への配慮が女性的に見える
斎藤は男性の欲望を所有原理、女性の欲望を関係原理としてとらえている
コミュニティのカリスマが独身男性だと、そこでハーレ化することが容易に予想される
それゆえにカリスマの家族主義はある種の禁欲的な姿勢として高く評価される
ヤンキー文化において、言行一致は重要な評価基準
それはある種の強烈な身体性を伴った倫理観として、若者の向かうべき方向を示す

アツシ
@atsushi
関係性の基本に一定の思想なりルールが存在する集団の在り方は男性的であり父性的
こうした集団では必ず関係よりも原理が優先される
女性型は社会というものを想定するのであれば、理念やルールとは別の形で結びついた人間関係を基本とするものになるはず
ヤンキー社会は後者に含まれる
男性原理において普遍的な男性性という本質をいかに伝達するかが重要
これは教える-教えられるという以上に、その原理のもとで父は息子を抑圧し、やがて成熟した息子に象徴的に殺されることで獲得される
そこでは確執そのものが教育的な機能を果たす
しかし母性原理ではそうした普遍性はない
母が娘に伝えようとする女らしさは、観念よりも身体的な同一化によってしか伝えられない
女らしさというものが、常に人間関係の中でしか表現され得ないような、見かけ上の特性であるためだ
ヤンキー文化とは、男性原理の価値規範を、女性原理の方法論で伝達・拡散することによって成り立ってきたのではないか
ヤンキー文化=女性原理のもとで追求される男性性

アツシ
@atsushi
ヤンキー文化には本質や起源と呼べるものがない
その本質なるものがあったとしても、それは中心ではなく周縁に、内容ではなく形式に、深層ではなく表層にしか宿り得ない
ケガレには換喩的感染という作用があると考えられる
そのものの本質とは無関係にそのものに接触をする、そのものに隣り合ってしまう、それだけの理由でそこで何らかの本質が移動したかのように感じてしまう感覚のことだ
ある影響関係において、そのものの本質以上に隣り合っていることや、似ていることの方が大きな意味を持つ場合、そこでは換喩的感染が起こっている
遺骨や遺品を故人の一部のように感じてしまう感性もまた換喩的なものである
おそらく、ケガレそのものにはいかなる本質も存在しない
ケガレとは、隣り合うことや接触することで連鎖的にコピーが作られて、そのコピーが都度本体に取って代わってしまうような、それ自体は空虚な感覚を指している