はれのち "百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼..." 2026年2月3日

百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】 (講談社文庫)
シリーズのボリュームが鈍器+登場人物が多過ぎるので、これは誰だっけ? となりつつもなんとか読了。 ホラーとして1番怖かったのは、木下刑事のエピソード『毛倡妓』。 関口語り部が好きなため、収録されていて嬉しい。ずっと他の登場人物の短編を読んできて最後になので、特に個性が際立って感じられた。  『──死ぬ──か。   死ぬなんてとんでもない。死ぬには労力が要る。そんな能動的な行為が今の私に出来る訳もない。否、そうした劇的な変化を、今の私の神経はまったく受けつけないだろう。』(第拾夜 『川赤子』より) どこまでもじめじめとしているようで、でも同時に乾いているようでもあって、関口さんの語り口だなぁ! としみじみ。 見事な締め括りの文も相まって、『姑獲鳥の夏』が懐かしくなる余韻だった。 ただ、雪絵さんには本当にきちんと謝ってほしい笑。
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