
おはなし
@0874on
2026年2月26日
火葬
柳美佐,
金薫
読み終わった
以前から韓国文学が気になっており、すっきり読み終えられそうな短編ということ、タイトルと表紙の文で購入。
ストーリーには起伏がほぼなく、日々が進行していくなかで時々回想が挟まれて終わる。物語から何かを伝えたいというような意志は感じられなかったが、描写の緻密さには目を見張るものがあり、作者の世界の捉え方が登場人物を通して垣間見える部分は結構興味深かった。(特に腫瘍について)
物語を書きたいのではなく、描写をする為に書かれた感じがして、絵画的小説と思う。
韓国の葬儀の文化が興味深かったので読み終えられたが、これを長編で描かれていたら途中で飽きてしまっていた気がする。
二十年以上前に書かれた小説というのもあり、主人公が親子ほど歳の離れた女性社員に懸想した上に思いを伝えたいなどと身勝手なことを考えだしたり、最後に飼っていた犬を重荷だからと安楽死させるあたりが今の自分の価値観からすると最悪すぎてフィクションと言えどウワッとなり席を立ち上がりかけたのですが、解説で虚無主義と言われていること、著者が倫理観よりも存在をあるがままに描くことに重きを置いていることが書かれていてまあ、まあ、とどうにか席に座らせることができた
いや、でもやっぱりキモいな
反対側から韓国語でも読めるので、韓国語を勉強している人にいいのかな? と思いました。
主人公は金輪際生き物を飼おうと思うなよ!!!!!!!!!!!!