

三域
@3i_ke
- 2025年8月18日読み終わった映画を観る前の予習として読んだ。 前半はバラバラの資料それぞれにゾッとしながらも、短い資料がいくつも続くので怖いと思いながらもそれをドンドン読み進めていた。 後半も資料の連続なのは同じだったが、だんだん怪異同士の繋がりや正体に迫っていくので、怖いというよりも正体を知って面白い、とミステリの時に感じる面白さだった。 そしてラストの取材資料(綴込み)で怖さを思い出す2段構え。後に引かない怖さだったので、読んだ後は「幽霊の正体見たり、本当に幽霊」みたいなスッキリ感が強かった。 Kindleで読んだ後特典につられて書店で購入したが、書店特典は本当にオマケだったのでこだわりがない人はキャンペーン中のKindleで読んでも良いかも。
- 2025年8月18日
- 2025年7月5日名画の謎 旧約・新約聖書篇中野京子読み終わった旧約、新約聖書に関する絵画とそこ主題についての解説文。日本人の目線で聖書を語っているので、聖書の矛盾や特定の国を第一に考えている宗教観が受け入れられないことをヒシヒシと実感した。絵画を楽しむための知識を入れる本として、そこら辺は割り切った。 ウィリアム・ブレイクが好きなのだが、「アダムもイヴによって見つけられたアベルの肉体」というとってもシュールな絵が何を表しているのか、この本を読むまで知らなかった。 他にはレンブラントの「イサクの犠牲」、ルーベンスの「サムソンとデリラ」、ロセッティの「見よ、われは主のはしためなり」、ベラスケスの「キリストの磔刑」が個人的に好きだった。
- 2025年6月5日超約版 論語と算盤渋沢栄一,渋澤健読み終わったこういった実業家の啓発本みたいな本をたまに読むのだが、中身が抽象的すぎると目が滑る上に頭に残らないことが多い。カーネギーの方がまだ具体的なワードが入っていて頭に残っているかも? 「論語から道徳を学び、経済行動と仁義を両立せよ」といったことが書いてあったが、そもそも論語を高校の古典以来読んでいないので、論語の読み直しからするべきだった。 薄いし文字も大きいしすぐ読めるが、超約版って総じて内容が薄くなってしまってると感じた。
- 2025年6月3日名画に見る「悪」の系譜中野京子読み終わった筆者が珍しい作品を選んだと書いているように、他ではあまり見ない作品が多い。 このシリーズは絵のバックボーンを知ることでより深く鑑賞できるというよりは、絵の主題に関する当時のヨーロッパや神話の小話をオムニバス形式に楽しめる本と認識している。 好きだと感じた絵はアンリ・ルニョーの『グラナダのムーア人王のもとでの裁判抜き処刑』、ミレーの『死神と樵』、アレクサンドル・カバネルの『死刑囚に毒を試すクレオパトラ』あたり。
- 2025年5月29日
- 2025年5月19日戦国武将の精神分析中野信子,本郷和人読み終わった戦国武将の行動から人柄を分析する、脳科学者と東大教授の対話。今までにない視点から人物を浮かび上がらせる挑戦的な本なので、歴史好きは面白おかしく書きすぎ、誇張しすぎ、と思うかもしれないが、戦国武将初心者なら入門編にも楽しめると思う。あと従来の歴史書に飽きた人にも良い。 VANQUISH BROTHERSのキャラクターとこの本の人物像を照らし合わせるとヴァンキチのトンチキなキャラ設定があながち間違ってないように思えるから面白い。FGOの戦国キャラが好きな人にも良いんじゃないだろうか。
- 2025年3月26日イラストで読む 奇想の画家たち杉全美帆子読み終わった各時代の変わった絵を描いていた画家の人生を紹介した本。 そもそもの本のサイズが小さいため、出てくる作品も小さめなのが少し残念。画家の人柄を知る本と割り切ると面白い。 ブレイクの人生を紹介している日本語の本はあまり見かけないので、そこは個人的に良いポイントだった。
- 2025年3月21日
- 2025年3月21日
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