
ワスレナグサ
@wasurenagusa
速読は嫌いです。
会話をするように読みたい派です。
- 2026年2月20日
死の絆 赤い博物館大山誠一郎読み終わっためちゃめちゃ頭使った!! トリックが難解すぎて……。 でも、ちゃんと無茶でもなくて現実的な面を持ち合わせているから理解後はしっくりくる。 6編の完結型だから新鮮味もあって、淡々としてて読みやすかった。 正直ここまで考え込まれたミステリ小説は初めてかも。 - 2026年2月17日
読み終わった天久鷹央の事件カルテの中でもかなり個人的に好きな作品。 熱帯夜の森の中で、身元不明の男性が倒れていると通報があり、救急外来へと搬送された。 だが、その死因は「凍死」であった。 うだるような暑さの中での不可解な事件、そして各地で起こる爆発テロ事件。 対局とも思えた事件が次第に繋がっていく。 なんでこんなにも面白いんだろうなって思って。 一般的なミステリなら大体はトリックが既存のものであり、如何に序盤の魅せ方を引き立てるかというものが定石の中、医学的な観点から用いたトリックはもう展開が読めない。 キャラの個性も相まって、シリーズを重ねる毎に天久鷹央の人間的な成長が垣間見えるのもいい。 関係性も深まるのもいい。 切羽詰まった緊張感が読者にも伝わってくるのがいい。 じゃなぜそんなふうに表現できるのか───普段から頭脳明晰な登場人物が、もう手も足も出ないような状況に置かれ、答えのない疑問をただ呪文のように唱えている。 それを見事に表現して、「絶望」という言葉を用い、「~ない。~ないのかもしれない」と可能性をことごとく潰していく。 それによって読者すらも考える余地を無くす。 そんな中で、希望を見出すのが主人公でもその当人でもなく、脇役の存在であると。 そしてまた、一章ごとに何度か場面の切り替えが起こる。 それもまたいい。 事件はひとつのみであり、それを解明する段階の踏み場を何度も何度も切り替えることで飽きず、新鮮味を味わいながら読み進めることが出来る。 そこに散らばせた伏線を最後に回収する。 決して矛盾もなく、言われてみば確かに。とハッとさせられるのだから。 私はこの作品が大好き。 「私は大丈夫ですから。信じて待っています」 定番とも言えるこのシーンだが、やっぱり好きだなと実感した。 - 1900年1月1日
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