西洋中世文化事典
25件の記録
miko@miko882026年6月25日読んでる@ 自宅旅人に宿を提供するのは、教会や修道院の巡礼宿や施療院から始まり、旅をする商人の増加に伴い商館が、その後様々な業態が宿屋に登録する 最低限のパン・ワインは提供され、1つの寝台を複数人で用いることが多い (料金や宿屋の格による差が大きい) 外来者の管理として宿屋が機能するケース

miko@miko882026年6月24日読んでる@ 自宅ルネサンス期のヒューマニズムと類似する、古代ギリシア・ローマの文献をもとに人間性を養う思潮は、中世期にも類似するものがある 一方で「参照可能な文献」「修得すべきとされた学問」「解決に努められた課題」に差異が見られる
miko@miko882026年6月20日読んでる@ 自宅アブラハム宗教: ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教を一体と見なす述語 旧来の「西洋中世はキリスト教社会」という見方から、複数のキリスト教共同体が散在していたという理解に進みつつある ローマ帝国領における暦は循環的である一方、アブラハム宗教における時間は直線的(過去→未来) 日常における複数の暦 ... 統治者が自らの統治年で記録する暦、1年を定義するユリウス暦、キリスト教の聖史に基づく教会歴、地域ごとに特徴のある祝日(聖人の記念日など)、農業に基づく暦、キリスト教以前の慣習、etc 交易の関係や複数の一神教文化の境界においては複数の暦が日常として存在する
miko@miko882026年6月19日読んでる@ 自宅トリスタンとイゾルデの物語はケルト由来と見られる アーサー王伝説とは別の物語であったが俗人本などで結びつきが生まれ、のちに円卓の騎士としての物語が受容されていく --- 「中世騎士物語」を読んでいて、急に尺が長いし急に愛に気合いが入ってるんだよな……という感はあったのだけれど、そもそも別体系というのは初めて知ったかんじ
miko@miko882026年6月13日読んでる@ 自宅キリスト教化が不十分であったころに存在していた、火を用いた慣習や儀礼がキリスト教にも組み入れられる 「光」は神の属性であり、光を生み出す「火」の特製 (触れられず形が定まらない) か教会に好まれる 死に関連する儀礼に際して油ランプを用いて光を点すのは、神の現存と死への勝利を表する
miko@miko882026年6月11日読んでる@ 自宅大枠として「地中海世界のパン・葡萄酒・オリーブ油」「北方ゲルマン諸民族の豚肉」がありつつ、程度の差を残しながら併存 中世の食材の「多様性」とは「多種性」を指さず、品質や口に出来る頻度など消費の仕方に表れる
miko@miko882026年6月10日読んでる@ 自宅肉とワインがステータスで、四大元素に基づき風>水>地のイメージを持つ 野菜は「地」のイメージで地位が低い (食べられていないわけではなき) 塩漬けニシンは幅広く食べられ、ビールは庶民の飲み物 塩を含め現在知られるハーブやスパイスはほとんど使われるが、輸入品も多く誰でも使えるものではない
miko@miko882026年6月8日読んでる@ 自宅節制のため食事も精進するべき日によるリズムが存在する (1年のうちの半分以下くらいは精進するべき日) 通常、食事は1日2回 (正午、日没までの間)、ただし特に重労働者は昼までが長く食事の要がある→朝食が社会に浸透する&適宜軽食を取っていた 精進に耐えられないケース (飢饉のとき、高齢者、子供たち、病人、貧民など) においては適用されない
miko@miko882026年6月5日読んでる@ 自宅神秘神学 : 特別な啓示によって得られたキリスト教神学 → 神秘主義 : あらゆる宗教に見られる (教義に制約されない) 合一体験 個人と神との直接関係を追求する姿勢が教会に警戒され、異端の嫌疑・禁令・排斥の対象になる
miko@miko882026年6月4日読んでる@ 自宅枢要徳 : プラトンに起源を持ち「知恵、勇気、節制、正義」を魂の内に成り立つ主要な徳とする 対神徳 : 「信仰、希望、愛」を恩寵のような形で注ぎ込まれる徳とする (善行で身につく徳とは異なる) 神への愛を徳の中心に据え、枢要徳は愛が現れる諸相として位置付けられる > 自立した個人が競争と成功のために身に付ける強さではなく、自分の傷つきやすさと弱さを自覚するとともに、他者と支え合うネットワークを構築する協調的な徳 (p.505) 七つの罪源 ... 高慢を特に深刻な悪徳と位置付ける 悪徳の指摘と克服を主眼とする基盤/理論と実践の双方から徳を前面にする基盤
miko@miko882026年6月3日読んでる@ 自宅中世の大学→神学、医学、法学、学芸学(自由学芸) 技術的知識は職人の領分 講義: 権威あるテクストを読み解釈を伝授する場 討論: 「権威」を論拠に学生が討論し、最後に教師が解決する 権威への無批判/明らかである真理の普及が大学の役割
miko@miko882026年5月19日読んでる@ 自宅地中海→イスラーム世界、隣接する海から広範な地域に展開 川を用いた水上交通の発達 香辛料や高級な毛織物のような高級品はあるが、全体の基盤を支えたものとして食料もある (穀物の供給、カトリック教徒のタンパク源としてのニシン、塩)

miko@miko882026年5月16日読んでる@ 自宅ローマ帝国の末期に、ローマの都市行政管区をキリスト教会が引き継ぐ→西ローマの解体後も宗教的・社会的な中心として存続 都市内の平和と安全を求める都市住民の要求が共同体成立の背景 コミューン: 平和の制度としての誓約団体 コミューン文書: 平和の維持などを目的とした、領主が住民に対して慣習的な特権を認めた諸規定 (支配者の恣意的な支配を制限し都市内での自由を獲得する) 誓約を軸とした社会的結合
miko@miko882026年5月3日読んでる@ 自宅騎士叙任式と臣従礼 騎士になるための儀礼、家臣になるための儀礼は別 騎士叙任式: キリスト教的性格を強めるに従い儀礼的になる 肩打ち儀礼は暴力に応じない自制心を示す返してはならない一撃
miko@miko882026年5月1日読んでる@ 自宅ラテン語と俗語 俗語とはラテン語以外 ラテン語はほぼ唯一の書き言葉に対して、俗語は長く声だけであった カロリング・ルネサンスにおえる古典ラテン語を復興させる運動→ラテン語の古代回帰と、ロマンス諸語 (ラテン語が元に変容した言語) がより分かたれる 12世紀以降、俗語の利用範囲は拡大するが教会や公文書は依然としてラテン語 その後14世紀頃、ダンテの文学的活動や俗語の文法の発見などを経て二重言語時代を終える
miko@miko882026年4月28日読んでる@ 自宅国家と教会 前提として国家と宗教は分離されていない 高位聖職者の叙任権を巡って国家と教会が対立 (教会の自由獲得のための、教皇主導の宗教改革による世俗による叙任の見直し) 政教協約をもってこれらは区別されるが、厳密に権利が分離していたわけでもなく、1人の司教が教会・政治のそれぞれに属するケースもある


miko@miko882026年4月27日読んでる@ 自宅教皇 宗教面における最高判決者 キリスト教化に貢献した世俗権力者 (勢力拡大時に改宗させた) 1059の勅令をもって教皇権が有力貴族から切り離すことを試みる (枢機卿によってのみ選ばれる) →枢機卿の相互の結びつきも強化される (派閥化) 教皇領国家は原則大きな軍事力を持たなかったため、軍事援助を受けるほか、ローマの外に避難し避難先に教皇庁を置くこともあった 教皇使節の派遣による各地への判断の迅速化・情報交流 (→国家と教会)
miko@miko882026年4月26日読んでる@ 自宅瘴気 汚染された大気、中世の内科医における病気を引き起こす原因 ペストなど疫病発生時は汚染された大気から逃げることが推奨された 顕微鏡のない時代、細菌という概念が登場するまでの紆余曲折
