今日もふたり、スキップで

2件の記録
- なかしまみさ@misa_k_s2025年6月22日読み終わった初夏積読本です。 基本的に最近はとてもいい読書ができているんだけど、その中でもとびきり良い本に出会うことがあり、この本は間違いなくベスト本入りです。 夫婦ってすごく不思議…。1番近くにいる他人じゃないですか。だからものすごーく腹が立つときもあるし、絶対離婚するって思う時もある。 だけど、仕事とか、より他者と関わる社会から帰る時に、あぁ早く家に帰りたい…と、他者のいる場所をほっとする場所認定してて、そして不快に思わない。 著者は夫婦二人暮らしで(刊行当時は。今は分かりません。)、でもお互いがお互いを大好きで、それを日常的に伝えられる関係。 読んでいて、あー!私も結婚した時はまさにそうだったー!って懐かしくなった笑 子どもが産まれてからは、ガルガル期に伴って、大好き!ってよりは、チームメイトみたいな感じになってしまい…。 だからこそ、チームで自分の役割を果たしていないと、なんでや!働けや!ってなり、なかなか素直になれない私。 でも、この本を読んで、他者において、私を否定せず、私としてそのまま受け入れてくれて、話も聞いてくれる(たまには鬱陶しい顔をしながら…)、今も変わらず、かわいがってくれる、そんな存在って、親以外にこの人しかいないなと。 子どもがかわいくて、なかなかそっちまで愛情を回せないことの方が多いけど、自分の夫婦関係を見直すとてもいい機会になったかと。 彼に感謝しないとな。たまにはデートもしたいな~。なんて思ってるそばから、きっとイライラしてしまうんだろうけど笑 そんなときには目には見えないやさしさの飴玉を口に放り込めたらいいな。 ちなみに、著者のお母様とお友達の話がとても良くて、お友達の話はうるうるしちゃった。 「今日もふたり、スキップで」というタイトルのふたりというのは夫婦だけを指すのでは無い。あなたにとって大切な人のことと著者が語っていて、誰でも楽しめる本だと思います。 それにしてもくどうれいんさんといい、私の好きな作家さんにはいい恋人と友達と家族を持つ人が多いのだな。