ミシュカ
4件の記録
ほんの 読みサプリ@hanana2026年4月11日児童書課題図書小学校高学年以上@ 図書館小学校高学年の部の課題図書の一冊。 「家にはふつう、動物がいるもんだよ」(引用) この9歳のロヤのセリフに、この本のすべてが詰まっているのだと思います。 ロヤの家族は、アフガニスタンから逃げ出し、難民としてオランダに来たのです。何年も難民申請を出し続けて、ようやくオランダに住む許可が出て、ようやく自分の家で過ごすことが出来るようになったのです。 ロヤの家族に加わったのはドワーフラビット、ロヤは「ミシュカ」と名付けました。 そして「ミシュカ」と暮らすうちに、家族の抱えていた心の傷が癒えていきます。 そんな時、ミシュカが突然いなくなってしまうのです! …ミシュカは見つかる? ロヤの思ったことは? また、泣くのが好きじゃなかったロヤに起きたこととは!? ロヤの心の変化に胸がいっぱいになると思います。
回寅治@Mawari_trahal2026年1月1日読んでる借りてきたなんか、うーん モヤモヤという感じがしてる。 最近出版された、世界の難民にまつわる差別偏見などの問題を扱っている児童文学。この間夕方のNHKでも多様性大事にしようソング(そのまますぎるが、あながち間違ってはいない)が流れていたので、そういう事をする大人にならないような子供向け文化娯楽などが業界全体で練られているのかもしれない。バイト先の学童の子供は、私が小学生だったときにセンセイたちから向けられたいろんな形の恐怖や苦労の話をスカッとジャパンの話のように引き出させて、「ぜんぜんわかんない、言ってくること無視すればよかったのに」と言ってサンドバッグにしていた。 確かに小さい頃から「好きなことを自信持ってすればいいよ」とか「勝手に物事を決めつけてくるあらゆる勢力にはNOだよ」とかを教え込むことで、人生でいつか必ず直面する悪意を受け流せることはあるのかもしれない。でも、そういう考え方に至る理由が子供の中に伴わなさそうというか、つまり考え方が「好きなことは恥ずかしがらず自由にやったらいい(って周りの大人たちがしつこく言ってきている)のに、なんであなたはやらないの?(←やれねーんだよ)」というふうになるのを想像してしまう。それは数々の苦難の先に得られるべき答えであって、それを抜きに自由感だけ仕込まれてしまっては、今目の前にいる友達が直面している苦難を想像しにくくなってしまいそうだと思う。その子は苦難をパスできる考えを幸いにも流動食にして得られているから。どんなに公共放送や学校教育などで自由なる考えを広めたとて、それを到底了解できそうにない環境にいる子供は絶対にいるはずなので、一見すると悪意から身を守らせるための最善策に見えるものの実は人と人の間の溝をより深くしてしまう悪手なのではないかと勘繰ってしまう。 本自体は半分くらいしか読んでないけど、もし10年前の私が読むとしたら?もし読んでたら?というのを考えながら読んでみようと思う。
