慈善週間: または七大元素 (河出文庫 エ 1-3)

3件の記録
RIYO BOOKS@riyo_books2024年7月20日読み終わったたえず変化する夢幻的現実を描く画家たちこそがシュルレアリストだというとき、それは彼らが画布の上に自分の夢をコピーしているのだとか(とすれば素朴で描写的な自然主義に等しくなってしまう)、あるいはまた、ひとりひとりがくつろごうとするにしろ悪意を示そうとするにしろ、自分の夢の要素を組みたてて自分用の小世界をつくっているのだとか(『時代からの逃走』などはそうだろう)いう意味にとってはならない。それは反対に、彼らが内的世界と外的世界との境界領域──いまも不明瞭ではあるにせよ、物質的にも精神的にも完全な現実性(「超現実性」)を有する領域──のなかを、自由に、大胆に、しかもごく自然に動きまわっているという意味であり、また、彼らはそこに見えるものを記録し、革命的本能にかられて出動すべきところへ出動している、という意味である。瞑想と行動との根本的な対立(古典的-哲学的概念による)は、外的世界と内的世界との区別もろともに崩れさる。そこにこそ、シュルレアリスムの普遍的な意味は存するのだ。 ──マックス・エルンスト『シュルレアリスムとは何か?』

