占領と改革

占領と改革
占領と改革
雨宮昭一
岩波書店
2008年1月22日
2件の記録
  • 「戦後の日本の民主化や改革が達成されたのはアメリカによる占領のおかげ」という通説に対して、戦前〜戦中期に社会主義的な改革の潮流の端緒を見出し、占領を経ずとも政治的・社会的な改革が遅かれ早かれ実現した可能性を示唆する内容。 (日本で本当に占領無しにドラスティックな改革が実現できたかはさておき、)今年に入ってからのアメリカのベネズエラやイランに対する干渉とそれを「非民主主義国だから…」とどこか肯定的に見る意見をちょいちょい目にしたことを思い出すと、非民主的な国に対して外部から力ずくで政治転換させることの是非について考えさせられるものがあり、2008年の本ながら今読む価値のある本かも。(実際に日本占領のサクセスストーリーがその後のアメリカの干渉主義を補強したのではないかとも軽く触れられていた。) 55年体制に至るまでの政治潮流のダイジェスト的な面もあって勉強になった。
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