四十歳、未婚出産

四十歳、未婚出産
四十歳、未婚出産
垣谷美雨
幻冬舎
2018年7月1日
2件の記録
  • 橘海月
    橘海月
    @amaretto319
    2025年8月5日
    四十歳間近の優子は、出張先で部下の水野と一夜を共にし予期せぬ妊娠となる。水野に打ち明けられず、さりとて人生で最後のチャンスとなる出産も諦めきれない。法事で帰省した田舎では人間関係に辟易し、東京の職場で子持ち女性への風当たりに悩む優子が下した決断は? 読み進めると、他のことについては冷静で言いたいことを言う主人公が、妊娠の事実を相手の水野にだけは言えずに、そこに一番モヤモヤする。つい嘘に嘘を重ねてしまうのも。こっそり姉にだけ打ち明けたつもりがいつのまにか母親に、その母親が勝手に田舎の人達に伝えてしまい、気がつくと皆に広まる様はさながらホラーだった。田舎あるある。 終始モヤモヤさせられるのは、著者のお約束と言ってもいいのだが、なかでもこの作品が一番モヤモヤするのは、リミットがある出産で主人公がする決断が自分だけでなく、その子の一生をも左右するからなのだろう。だからこそまず相手にちゃんと言えよ!と、ついこっちもループしてしまう。
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