

橘海月
@amaretto319
美味しいお酒と本、かわいい娘達と唯一無二の友人でもある旦那がいれば幸せ。
本はある時は私の唯一の世界で、またある時はそばにいてくれる友人で、絶望から救ってくれる救世主だった。読める時も読めない時も本はじっとそこにあって、私はただひたすら読んで読み尽くしてまた読みたいなと思う。いつまでも。
Xは@amaretto319
- 2026年9月28日
わたし、定時で帰ります。朱野帰子読み終わった前作のインパール作戦に続き、仕事に追われる東山結衣と会社の面々を赤穂浪士に例える続編。コンペに臨む会社は旧態なパワハラセクハラの魔窟で…。物語の大半がストレスフルな展開で、後半の逆転劇もじわっとなため読者まで胃が痛いが、前作より読後感はよい。 主人公結衣は、定時で帰りながら出世するというまさに「打たれる杭」だ。女性でかつ特段秀でた能力があるわけでもなく、定時帰りなためどうしても残業人間の種田に仕事を押し付ける形となってしまう。彼女自身が悩みながら仕事をするため、その自信のなさが読者のストレスとなる面も否めない。 だからこそ、理不尽な目にあった彼女が上手く立ち回れない時に、読者も必要以上に傷ついてしまうのだと思う。もういいよと思う反面、ブチ切れたら負けだとも辞めてしまえとも思いつつ、なんとか踏み止まってと矛盾した考えが幾つも沸いてくる。私はそうだった。今回は人間関係の決着がついてよかった。 ちなみに、私は種田の自己犠牲のヒロイズムに酔う「有害な男らしさ」が大嫌いだ。彼が誰よりも残業することで周囲に文句を言わせず、結果過労を同僚や部下に押し付ける構造となっているのも、結衣を定時に帰らせるため自分がタスクを負うと何度も告げる事で負い目を抱かせるのも。魅力的で頼り甲斐あるが故に一番厄介だと感じる。 - 2026年9月25日
こうして誰もいなくなった有栖川有栖#ミステリ読み終わったホラーやファンタジー含む中短編だが、表題作の「こうして誰もいなくなった」始め、やはりミステリがいい。少年探偵団パスティーシュ「未来人F」も小学生の時に読んだ江戸川乱歩を思い出し楽しく読めたし、書店が舞台の「本と謎の日々」もイメージが湧いてよかった。表題は私もクリスティがうろ覚えで、たぶんこんなだったかな?と思いながら懐かしく読んだ。 - 2026年9月24日
復讐は合法的に三日市零,慧子#ミステリ読み終わった四つの連作短編集。弁護士であり探偵でもあるエリスが、依頼に基づいて復讐を行う…ただしできる限り合法でというもの。冒頭の恋人に捨てられた麻友がエリスと出会い、復讐を決意する依頼人視点からエリス視点への移行が上手く、単なるスカッとで終わらない復讐も味わい深い。 麻友が美しい女性だと思ったエリスは、実は衿須鉄児という男性で、状況によって男女様々な役を演じる。小さな出来事を積み上げて復讐の準備を着々と行い、一気に芽吹く様はなるほど見事だ。 同時に「これは正義ではない」と言い放つ部分や、麻友への復讐とは異なる現実的なアドバイスがいいなと思った。復讐という過去に囚われるだけでなく、同時に未来へのルートを示すのは優しさだなとも。 - 2026年9月20日
わたし、定時で帰ります。朱野帰子読み終わった残業続きが日常となってしまっている会社をインパール作戦に例えて、問題意識は各々持っているのにままならない状況を描いているのがひたすら辛い。定時上がりがモットーだった結衣が、気がつくと残業続きとなってしまうのも、有能で無理をする種田が上司には強く言えないのも、色々とストレスフルな物語。 他にも産休明けで早く復帰したいと願う先輩や、若い頃の皆勤賞にいまだにこだわり体調不良でも休まない同僚など「みんな違ってみんな辛い」状況がわかるだけにやり切れない。 大学で実行委員をやっていた時に、遠方住みの子がボソっと言っていた「遅くまで大学に残ってないと仕事してないと思われる」という言葉を思い出した。不安のあまり残業してしまう悪循環は、まさにそこにあると思う。一致団結できないもどかしさ。 - 2026年9月19日
家庭教師は知っている青柳碧人#ミステリ読み終わった家庭教師の講師を指導し、相談を受ける職員の原田、彼は過去のある件から家庭教師派遣会社ではちょっとした有名人だ。ある日原田は講師との面談で、家庭訪問先で気になることがあると聞く。その家には空の鳥籠がどの部屋にもあり、生徒が怯えているらしくて…。 「鳥籠のある家」を始め、虐待が疑われる話が続く。 連作短編集でありミステリだが、どれもテーマは虐待なので緊張感はそれなりにある。原田の過去も少しずつ見えてくるにつれ、どこか不穏な雰囲気と彼の家に出入りするリサの存在も不気味に思えてきた頃に、思わぬところから過去が押し寄せてきて、傍観者だった原田が突如当事者となる展開と、周囲が反転する様が凄かった。 - 2026年9月18日
新しい恋愛高瀬隼子読み終わった#揺さぶられる何とも言えない、味わい深い恋愛を描いた五つの物語。 中でも、身体の関係だった先輩が退職し、押しつけられた花束を抱えて彷徨う姿を描く「花束の夜」姪が憧れるロマンティックな恋愛にゾッとして、恋人にロマンティックなプロポーズをさせないよう振舞う「新しい恋愛」年の差婚に驚きと羨望を抱く「いくつも数える」が印象的。 「いくつも数える」は特にリアルだった。職場で尊敬され慕われる課長が26歳下と結婚した途端「気持ち悪い」と思われる感覚や、一回り上の女性から飲みの誘いを受けつつ、15歳下の女性に惹かれる男性の心模様が丁寧に描かれていて、なんだか考えさせられた。ある人にはただの記号で、ある人には絶対的となる年齢差。若い人に惹かれるのはかわいいからか?かわいさが年齢に反映されているのなら、自分は結局年齢に惹かれているのか?と逡巡する様も含めて何とも言えなくなった。 - 2026年9月18日
被告人、AI中山七里#ミステリ読み終わった高度な人工知能を持つ介護ロボットが老人を死に至らしめた。リタと名付けられたロボットは、留置所や取り調べの間にも学習を重ね、次第に人間らしくなってゆく。果たして彼女は有罪なのか…? 『有罪、とAIは告げた』の続編だが、前者を読んでいなくとも特に問題なく読める。語り手が目まぐるしく変わりやや読みにくいが、後半の畳み掛けはよかった。 - 2026年9月12日
ホテル・ピーベリー近藤史恵ハワイ島の都会ではない場所にあるホテルピーベリー。六つしかない部屋はリピーターを禁じており、泊まれるのはたった一回だけ。教師を辞め日本で腐っていた木崎は、三ヶ月の滞在でやって来たが…。十一あるハワイの気候変化のように、目まぐるしく不気味に話は流れる。 読み進めながら、当初期待していたようなハワイのイメージとは異なり、物語は木崎の内面の鬱屈とした風景と呼応するような展開となる。日本人夫婦経営のホテルには一人旅の男女が四人滞在していて、彼らも何か秘密を抱えている。ある一人の客の死から不穏な雰囲気が一気に湧き、意外なラストに向かう。 正直、冒頭から主人公の木崎があまり好きになれず、読み進めるのが辛いなと思った。おそらくそれは彼がずっと自嘲しつつも自分に言い訳ばかりし他者に甘えているからで、熱で欲情したのとその後の思考が特に顕著でかなり不快だった。和美さんが好印象なだけに辛く、わかりやすく嫌な男より更に嫌だなとも。 結末と謎の解明は、実際にあり得るなとも思った。 - 2026年9月12日
ホテル・ピーベリー近藤史恵#ミステリ読み終わった - 2026年9月11日
バスクル新宿大崎梢読み終わった新宿の巨大バスターミナルへそれぞれの町から夜行バスで向かう人々、新宿からそれぞれの町へ旅立つ人々。目的も年齢も違う彼らが、一晩限り出会うバスの車内で起こるちょっとした事件を描く。連作短篇四つとその集大成を合わせた五つの物語。 学生時代お金がなくて、飛行機の距離を夜行バスで長崎の実家に帰っていたのを懐かしく思い出した。 - 2026年9月6日
本屋さんのダイアナ(新潮文庫)柚木麻子読み終わった大穴と書いてダイアナと名付けられた少女、父はおらず母ティアラ(源氏名)は16歳でダイアナを産んだ…。 『今日もスープを用意して』を読み終えた後だけに、また母と娘の歪な関係性かと身構えたが、これは異なる環境のダイアナと彩子、正反対な二人の友情と成長の物語だった。 自己紹介が嫌な小3のダイアナは、転校先で彩子と出会い、初めて親友と呼べる存在と、彼女を通して憧れの家庭と出会う。逆に過保護なお嬢様育ちの彩子は、ダイアナとティアラに自由な世界を夢見る。それぞれを尊敬し憧れていた二人は、彩子の中学受験時期にすれ違い絶交してしまう。そこからの10年が長く苦しい。 どうしても変えられない自分の家庭や親への思い、互いに相手を羨み「自分がそうだったらいいのに」と思い焦がれる気持ち、そして本への想い。二人を結ぶ一冊の本や、ダイアナの書店への思いが重要だっただけに、甘くない現実に何度も心折れそうになった。特に彩子の大学生活は読み進めるのが辛かった。 でもだからこそ、その人の一部分だけを切り取って物語にできないのだなという著者の確固たる思いのようなものも感じた。うまくいってもいかなくとも、自暴自棄になっても格好悪くとも、彼女らは彼女らであり、たとえ理想でなくとも自らの道を切り開いてゆくのだと。そしてそれはこれからも続くのだと。 本歌取りになっている『赤毛のアン』シリーズと、その解説を含めて再読したくもなった。 - 2026年9月5日
今日もスープを用意して加藤千恵読み終わった望と母親の芙美子、交互に二人や、時には第三者の視点から親子の生活や関係性が描かれている。ママがいなくて保育園に助けを求めた冒頭から、芙美子が恋人と別れる度に転々とし、半分放置されて育った望。普通の家庭を求めながら大人になり、それでも母との暮らしが続いていたが…。 切実にママを求める幼い望が、成長するにつれ母に対する怒りが沸きつつも、彼女を捨てられずに面倒を見ていただけに、一番辛いのは「母の芙美子にも愛情や事情があったのでは…」と思う場面だ。毒親持ちの子が思い悩む「親の事情を認めてしまったら、幼い自分の辛さはどうなるのか?」が如実に描かれて切ない。 後半に朧げながら芙美子の置かれた状況が見えてくるが、それでも私は「親には親の事情があったんだ、じゃあ許そう」とならなくていいと思っている。子にとっての辛い記憶に親の事情は一切関係ないし、それで辛さが薄まりはしないのだから。望が親になり、より母の行動があり得ないと気がつくまでリアルだった。 「あなたも親になればわかる」は一種の呪いであり、そんなもの断ち切っていい。 - 2026年8月30日
神都の証人大門剛明読み終わった#揺さぶられる昭和18年戦争の最中、三重県で起こった殺人事件。その犯人とされ死刑判決が出た谷口は冤罪を訴えた。弁護士吾妻は娘波子との偶然の出会いから、谷口を救うべく奔走するも召集により戦地へゆき帰らぬ人となる。吾妻の遺志を継ぎ検事本郷、弁護士伊藤と語り手を変え、80年に渡る再審請求とその高き壁に挑む壮大な物語。 手に取るとずっしりと分厚い本は、そのまま80年の重みだった。伊勢神宮の遷宮で20年ごとに行われるお木曳、事件の後何度もお木曳の場面が描かれ、その度にまだ叶わぬ再審の年月が重なる。あと少しと希望が見えた瞬間、思わぬ人の死や時代の気まぐれに翻弄され振り出しに戻る。本郷の第二部が特に印象的で切なかった。 これほどの登場人物を描き切るのは、相当大変だったろうなと思う。死刑囚谷口や波子だけでなく、彼らを取り巻くほんのわずかな関わりしかもたない人々まで、その時代確かにいたと思わせる筆力は圧巻だった。人間の業や悲願だけでなく、単なるハッピーエンドではない、どことなく虚しさを感じる結末まで見事に描ききっていた。 - 2026年8月30日
魔女の館の殺人三日市零#ミステリ読み終わったミステリにリアル脱出ゲームの要素が盛り込まれ、実際に主人公達が謎解きを行う様が、体験しているかのように目に浮かんだ。私も家族で脱出ゲームやマーダーミステリに参加したことがあるので、懐かしい気持ちで読み進めた。ミステリとしても細かな仕掛けが巧みに散りばめられて面白い。 脱出ゲームと絡めて事件が生じる背景は序盤でわかるものの、大掛かりな謎についてはそうきたか!となった。理人と詩文のキャラクター設定はいかにもで、関係性はやや狙い過ぎと感じたが、理人が特技にコンプレックスを抱く点が丁寧に描かれているのがよかった。ある人物がいい人過ぎるのもいい具合にミスリードだった。 脱出ゲームのいくつかの謎そのものは、本編の登場人物に「簡単過ぎる…」と言わせているあたりもメタで上手いなと思った。実際に脱出ゲームに参加してこの問題が出てきたら嫌だろうなとも。あとは犯人の思惑のための大仕掛けがこんなにもあっさり叶っていいのか?と思わなくもないが、無粋なのでそこはまぁいいかな。 シリーズにできそう。 - 2026年8月28日
雨のやまない世界で君は綾崎隼#ミステリ読み終わった氷の隕石の落下により、気象変動が生じた世界の少し前の世界と22年後の世界を描く。第一部と第二部の繋がりに戸惑ったが、読み進めるうちにこれは贖罪の物語なのだなと思った。若い主人公の身勝手は正直好きではないが、母としての彼女の気持ちはよくわかる。だからこそ、最後の船の場面は手に汗を握って祈っていた。 天変地異の後の世界という設定は、田村由美「7SEEDS」に近く、それだけにあの物語を知ってる身からすると「その船に乗る希望は本当に希望なのか?」と無駄に心配もしてしまった。実際にあの状況となった場合、皆が静かに従えず暴動となるのでは?とも。 ただこの物語はそうではないので、あくまで純粋な希望として船に乗る選択肢があり、それこそが未来だというのが重かった。この話は船が希望でよかったし、ご都合主義でもなんでも、彼らにちゃんと未来があってよかったとも。 - 2026年8月25日
対岸の家事朱野帰子読み終わった#揺さぶられるすごく心に残る、とてもいい物語だった。専業主婦の、時短勤務の、育休の母親父親それぞれみんな違ってみんな孤独を見事に描いていた。専業主婦と括っても、そこには夫が頼れる頼れない、実家が近い遠い、近いが頼れないなどまた違って、その「誰一人同じではない」がまた、孤独を掻き立てるのだと思う。 なんとなく、読みながらドラマ「銀河の一票」を思い浮かべていた。屋上から眺める夜空、自分だけが苦しみのループになっているんじゃないかと思い悩む出口のない迷路。絶望的になって見上げる星空に、飛行機雲の美しさ。「誰だって穴に落ちることがある」という言葉の共通項まで、まさにそうだった。 両者とも、絶望の中の希望の光が感じられるのも、人生が明るい方へ向いていけると信じられるのも、そんなサバサバとした力強い明るさがあった。 中学生で母を亡くした詩穂が家事を担い「一日でいい。誰かにご飯を作ってもらいたかった」と願うのも、仕事と育児の両立に苦しむ礼子が「このままじゃ私、ほんとにゲームオーバーになっちゃう」と泣くのも、育休も人生設計もうまくいってると思いつつ焦りやイライラする達也も、誰もが切なく愛おしい。 - 2026年8月23日
シュレディンガーの殺人者市川哲也#ミステリ読み終わった学校の七不思議の取材で廃校に忍び込んだライターの永遠と怜、そこで偶然怜の親戚の西連寺と、恋人の眞子と出会う。だがそこに運悪く武器を持ったテロリスト達がやってきて囚われの身に。怜を助けようとする永遠だが、そこにテロリストから殺人を依頼されてしまい…二転三転する物語。 サスペンスのようでいて、話は途中から西澤保彦『七回死んだ男』のようなループ物となる。依頼された殺人を成功したと思いきや、覆面探偵の西連寺に悉くトリックを見破られ論破される永遠。途中から脱出ではなく、失敗ループを抜け出し西連寺に一矢報いることが永遠の主目的となる様につい笑ってしまった。気持ちはわかる。 大筋と結末は好みが分かれると思ったが、この著者らしいのはやはりこちらかなとは思う。現実的な解決策のようでいて、やっぱり違うなという展開ではあったが。私にとっては、永遠が正解に辿り着こうと必死にループしているところがクライマックスだった。 - 2026年8月23日
アミュレット・ワンダーランド方丈貴恵#ミステリ読み終わったアミュレットホテルは、犯罪者のためのホテル。「ホテルに損害を与えない」「敷地内で障害・殺人事件を起こさない」の二点さえ守ればありとあらゆる便宜が図られる。だがそんなホテルに次々と事件が発生し、オーナーの諸岡に探偵の桐生、フロントの水田は振り回される…。 中編四つが収録されており、第一話は登場人物が把握できないまま話が進むが「あ、これもありなのか」な展開となってからは俄然読みやすくなった。第二話は落し物の持主探しでじっくり推理をし、第三話は殺し屋コンペのアクション満載と飽きない工夫がされている。第四話は総出でホテルの危機に立ち向かう総集編で、しかけられた爆弾が爆発するまでのハラハラは映像化向きだなと思った。 - 2026年8月22日
そして誰かがいなくなる下村敦史#ミステリ読み終わった実在する著者の豪邸がミステリの舞台となり、贅を凝らした写真もふんだんに使われていて、それだけでもワクワクする仕掛けとなっている。それ以外にも大小様々な趣向が凝らされていた。話はややスロースタートながら、後半のあれ?そうか!の畳み掛けがよい。 個人的には、冒頭でミステリ作家が洋館を建てようと、建築家やデザイナーと行う打合せがとてもリアルだった。そうそう、家を建てるのは思いの外打合せが必要だし、希望を叶えるのは簡単じゃないんだよね…。旦那の趣味のシアタールームを捻出するために、極小になりかけた子供部屋を死守したのが懐かしい。 物語は森の奥に建てられた洋館に集められた作家、評論家、編集者が雪で閉ざされた中事件が起こる…という古典的なものだが、語り手の視点がコロコロと変わるので、誰も彼もが善意の第三者に見えてくるのが特徴的だ。自ずと館の主人御津島が怪しくなったところで彼が遺体で発見され…と、読者からするとやっとかと思う展開なのが妙。 【ネタバレ】 個人的には、あそこまで贅を尽くして洋館を建てた作家が、何も成し遂げないうちに非業の死を遂げるのはなんだかなぁ…と思っていたので、その点ではよかった。意外な成りすましが複数あるうちの後者は、まさにああ!となって好きな展開。これは本人は楽しかったろうなぁ。 - 2026年8月18日
読み込み中...
