家守綺譚(新潮文庫)

5件の記録
- 小夜@snowdrop_02026年3月11日買った読み終わった喫茶店に置かれていて、「西の魔女が死んだ」以外、梨本さんの本を読んだことがなかったので、試しに読んでみたことがある。 植物が好きなので、植物と人の少しファンタジックな話の流れが心地よく、いつか買って読もうかなぁと思っていた。 2/3読み始める。 前喫茶店で読んだことのある話だが、冒頭の「サルスベリ」から読み始める。 1つの話がとても短く、さらっと読めるのがいい。 3/11読了。 ちょこちょこ読み進めて、やっと読み終わる。好奇心旺盛で、食が好きな綿貫は、よく怪異に合うし、彼方へ迷い込んだりと危ういが、植物でも、怪異でも、もうこの世にいない人の魂でも、会えばナチュラルに、分け隔てなく接するところが、この人の器量で、色々なモノに懐かれるのだろうと思った。 湖の底、と聞いたときに、平家物語の「海の底にも都がございます」という言葉がふわっと浮かんだ。 『葡萄』で、彼方にいる人たちに、勢い任せて言い放ったあと、そのまま帰るのではなくて、一度戻ってきて、言い過ぎたと謝ってから、此方に帰るのが、最早綿貫らしいと感じてしまう。 小説を読むときに、文章から浮かぶ情景と、人に、知っている俳優さんが映るときがある。 今回は、今何かと映像物に出ている吉沢亮が、グレーの着流しを着て、主人公の綿貫の佇まいをしているのが浮かぶ。飄々として、人の良さそうな感じは、柄本佑でもいいかもしれない。 高堂は誰で浮かべようか。 こちらは少し硬派な感じがいいだろうか。けれども人好きのする笑顔を浮かべるような。 隣のおかみさんは、和服の似合う少しふくよかな女性がいいな。 早く続きの『冬虫夏草』を買おう。 またこの小説は、前編後編として漫画版も出版されているようだ。そちらも読みたい。





