四書

1件の記録
遷子@msenko13671900年1月1日また読みたい★原語で読了。 人間がどんどん壊れていく様を”自然に”描いていく描写力と、それが醸し出す地の底からの振動のような圧迫感、不気味さ、迫力が何かを彷彿とさせるなと思っていたが、ボレロだ。もっと土臭く、泥臭いボレロだ。 麦を大きく育てるために自分の血を体中から絞り出したり、遂には人肉食が始まったりしているのだが、描写はあくまで淡々としている。静かな狂気というのか、それが当たり前のような底冷えのする恐怖である。 読了。最後の最後で「きた」。ユダ的役割の<作者>が物語を支え、やはり<孩子>が津波の如くみな持っていった。この小説にはアメリカの大学教授の長い序論がついているのだが、その一節。”孩子的背景我们一概不知。他悄悄地来,却轰轰烈烈地走”。……“轰轰烈烈”にも程がある…。 <作者>の台詞。“坟阵也要走。死人堆里也要走,过去坟阵死人堆,就都回家啦”。 『<孩子>のことは我々には一切わからない』。そして死屍累々。…乱暴だが、こういう小説だ。もはや何と言っていいやらわからない。ただ、<作者>の言葉と、”他悄悄地来,却轰轰烈烈地走”という一節は忘れない。