不在の騎士

不在の騎士
不在の騎士
イタロ・カルヴィーノ
米川良夫
白水社
2017年3月17日
1件の記録
  • タイトルがかっこいいし白水社から出ているので一昨年あたりに読んだ本。我慢しながらこれ読んでダメだったのでファンタジーに絶望します。 元が古い物語とはいえ下ネタ(性的描写)が多すぎてびっくり。海底単独横断をはじめ、中身がない(くせに食事マナーとかにめちゃくちゃうるさい細かい性格だから厄介払いで追い出された)鎧という主人公の設定はワクワクするし面白いのに、主人公以外の致命的噛み合わなさがしんどかった。生きた人間なのに存在価値のない青年従者とか、手のひら返しをするブラダマンテで筆者の言いたいことは分かるんですけどね。 解説含め翻訳はとても気合が入っていて素晴らしい。せめてブラダマンテが初恋貫くオチなら……最強の女騎士って美味しい設定がもったいない〜
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