民俗学入門 (岩波新書)

民俗学入門 (岩波新書)
民俗学入門 (岩波新書)
菊地暁
岩波書店
2022年1月20日
2件の記録
  • 「『生き物の時間』と『資本の時間』、2つの時間の分裂に、ヒトは『中途半端に賢い生き物』として、迷い続けるほかない。これが、私たちの現在を取り巻く根本問題なのだ。」 「伝統と、近代が拮抗する様子を描いた。『北白川こども風土記』(山口書店、1959)という作品がある。これは、1946年生まれの戦後の子たちが、小学校の課外学習で地域を調べあげたもので、世間の耳目を集めた映画化までされている。この作品を改めて見直すと、混住によりハイブリッド化する地域にあって、ネイティブとニューカマー(の師弟)が協力しあって、地域コミュニティーを再発見しようとする試みだった、ということができる。そしてそれは程度の差こそ、あれ、近代化するムラ/マチの多くが直面する課題でもあった。」
  • てけ
    てけ
    @tekereads27
    2025年3月11日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved