友情・愛と死―他一編 (1965年) (旺文社文庫)

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茅嶋@_Kayashima_1900年1月1日かつて読んだ「あなたたちは女になれなかった。だから男のように生きていらっしゃい。私は女になれました。ですから私は女になりました」 ↑うお、いい女だね。 ----- 【友情】 私のこの願いをどうから友情という石で、たたきつぶさないで下さい。(p.108) そしてそのことを私はどんな女権拡張者の前にも恥じません。「あなたたちは女になれなかった。だから男のように生きていらっしゃい。私は女になれました。ですから私は女になりました」そう申して笑いたく思います。(p.114) 【愛と死】 自分をいつわって生きてゆくのには、世間や他人を信用していない。(p.132) 今でも夏子の死があまりに気の毒に思えてしかたがないのでえる。しかし死せる者は生ける者の助けを要するには、あまりに無心で、神の如きものでありすぎるという信念が、自分にとってせめてもの慰めになるのである。 それよりほかしかたがないのではないか。 (p.234)