浪花ふらふら謎草紙
3件の記録
- 萌紀@sugarrain2026年1月10日読み終わった面白かった!ごっつ好きやった! ふらふらと浪花を彷徨い歩く主人公は、その実、多くの町人達や養父母の暖かな眼差しに守られていて……という、ふわふわとした浮遊感と寄る辺のある人間が持つ安定感の両立が私の心に心地よかった。 「糸の切れた凧のよう」と称されるシーンが初めの方にあったけれど、後半の彼女は、「大切に握られた糸に結ばれた風船のよう」だなぁとも感じる。 ふらふら、ふわふわと揺れてはいるけれど、彼女を慈しむものはちゃんといる。この感じ。 表紙の花歩と同心の千代ちゃん。花歩は景色を眺めながら歩いていて、千代ちゃんは頑なにそっぽを向いているけれど、同じ方向に足を向けている。 2人のこの感じも大好きで続きを読みたい!って思う。 読もう。楽しみ〜!

- 萌紀@sugarrain2026年1月9日まだ読んでる3話「紙牡丹」好きやったなぁ…… 引用⬇ 「きれいやったなあ」 しみじみと言う。 「雨に濡れて散るさままで、佐市さんの造花は見事やった」 むろん、本物の牡丹とは散り方も違う。 それでも、その散り様は美しかった。 息を呑むほど美しかった、と当主は笑った。