オルファクトグラム

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井上夢人
毎日新聞出版
2000年1月1日
1件の記録
  • 白湯
    白湯
    @umorinosayu
    2026年1月10日
    ひさしぶりの井上夢人。やはりテンポが良く面白いためあっという間に読んでしまう。嗅覚で感じとる世界は美しいが、突発的に獲得してしまった共感覚のような能力を他人と共有できないさびしさは何とも恐ろしい。 しかし主人公の周りには常に人がいた。孤独に陥らず何とか理解し合おうと手を尽くす、自分の見ているものを伝える努力をする姿が良かった。「チョコレートゲーム」のときにも所謂「心の安全基地(人や場所)」を持っていることの大切さ、どん底まで落ちそうになっても食い止めてくれる砦の重要性が描かれていた気がする。 解説で井上作品のメディア化についてしか触れられていなかったのは少し肩透かしだった。もっとこの作品のよかったところを語ってよ…!と解説者に対して思ってしまった。
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