四十回のまばたき

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慎@sin_gt912025年2月5日かつて読んだ自分は重松清の作品が好きだが、この物語に関しては手放しで好きとは言い難い。 だがそれは自分が勝手に抱いている「重松清の作品」像によるものだとも思える。 この物語はこの世界のどこかにいそうな誰かの感情を共有してもらいながら進んでいく物語、ではないかもしれない。 感情移入の先が見つからなかったのは自分の人生経験の乏しさからか。 これはどこかの誰かの物語ではなく著者自身の内面の物語だというのは考え過ぎだろうか。 穴に気付いた時、その穴を埋めるのか塗り固めるのか避けるのか跨いでしまうのか。 きっと自分は見て見ぬ振りをするんだろうなと思う。