それでもこの世は悪くなかった

それでもこの世は悪くなかった
それでもこの世は悪くなかった
佐藤愛子
文藝春秋
2017年1月20日
1件の記録
  • Luce
    Luce
    @pichi-peach
    2026年6月20日
    最初に佐藤愛子先生の本を読んだのは、役に立たない人生相談でした。 言い方が厳しいうえ、ご自身の価値観の押し付けてくる表現がどうしても受け入れられず、流し読みしました。 ですが、佐藤先生がモデルの映画を観て、もう一度著書に手を伸ばしてみることにした、それがこの『それでもこの世は悪くなかった』でした。 これを読み、奇抜で忌憚ない言葉で人生相談をされていた佐藤先生に対するイメージが、少し私のなかで変わりました。 ただ、この本の中にあるご意見にも、私とは価値観が合わないと感じてしまう部分は多々ありました。けれどもそれはそれで『多様性』であり、生き抜いてきた環境なり時代背景なりの違いなんだろうなと思えるようになりました。 さらに読み進めると、ラスト部分に差し掛かる頃には、死生観にも触れられており、心をギュッと捕まれる文面もたくさんありました。 あの戦争を生き抜いた、大正時代の強い女性の生き様。今はなかなかこういう女性はお目にかかれないなと、色々考えさせられる本でした。
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